郷愁漂う*小春日和*
秋晴れの下、しおやかに、
そよ風に揺れる、秋に咲く桜…… 「秋桜」
秋を代表する花ですね!
まだちょっと、秋桜の見頃には早いけど、
秋を感じに行ってきました。
(* ´ ▽ ` *)ノ
角田山の麓にある、上堰潟公園です。
この公園の長い遊歩道には、
春は、菜の花、夏は、ひまわり、
秋は、秋桜と、季節に沿った花達を、
楽しむことができます。
公園に着いたのは、午後三時。
日が少し西に傾いた頃でした。
赤やピンクや白、色とりどりの
秋桜が、オレンジ色の日を浴びながら、
そよそよと優しい秋風に、
揺らめいていました。
空高く、澄んだ空気の中、
秋桜に囲まれ、頭に浮かぶのは、
あの懐かしい名曲。
うす紅の秋桜が秋の日の
何気無い日溜りに揺れている
此頃涙脆くなった母が
庭先でひとつ咳をする
もう、誰の曲かお分かりですよね?
いい歌です。心に歌詞が染み渡ります。
こんな小春日和の穏やかな日は
あなたの優しさが染みてくる
明日嫁ぐ私に苦労はしても
笑い話に時が変えるよ
心配はいらないと笑った
「小春日和」ときくと、
春先のように思えますが、
晩秋から初冬にかけた暖かい晴天を
表現している、冬の季語なんですね。
なんてお洒落な表現をするんでしょう。
素敵な歌です。
あっという間に、日はさらに傾き、
風が少し肌寒くなってきました。
遠くに見える角田山のシルエットが、
だんだん濃い色に変わっていきます…。
秋の夕暮れは、何と短きことかな。
そっと手を伸ばし、夫の手をにぎりました。
そろそろ、おうちに帰りましょう。